今回のテーマは
『床下点検に備えて』です。
床下点検はとても重要。
シロアリ、水漏れ、結露、カビ、腐れがないかを点検します。
これらの発見が遅れると、建物に大きなダメージを与えます。
床下点検のときに人が通れるよう、基礎の一部を欠いた部分を人通口といいます。
人通口の設置義務はありませんが、建物のためには設けた方がいいです。
水田建設では、必要なところに人通口を設けています。
しかも、人通口ごとに安全性を計算しています。
基礎の立ち上がりが40cm、ベタ基礎のコンクリートの床の厚さが15cmのとき、
立ち上がりがある部分は十分な量の鉄筋を入れられますが、人通口の部分は立ち上がりがないので、ベタ基礎の床の部分の15cmの中にしか入れられず、これでは耐力は不十分です。
そこで、基礎の立ち上がりの部分の土を床より10cm深く掘り、コンクリートを流し込みます。
すると人通口の部分でも25cmの高さを確保できるので、十分な鉄筋を入れられます。
後は計算により、必要な鉄筋の本数や太さを求めます。
このように構造体の弱点となりそうなところをしっかり補強してあげることが大切です。
家づくりのこと
HOUSING