今回のテーマは『耐震補強』です。
昔の法律で建てられた住宅は、現行の基準を満たしていません。
昭和56年より前に建てられた住宅は、補助金を利用して耐震改修が可能です。
その補助も手厚いです。
浜松市で耐震補強を考えたとき、まず無料診断でおおよその家の耐力を算出してもらえます。
申し込み方法も浜松市の建築行政課へ電話するだけでOKです。
面倒な手続きなしで、専門家が住宅を診断してくれます。
調査後に結果を報告してくれますが、耐震が不十分となるケースが圧倒的に多いです。
私も無料診断に15年近く関わってきましたが、「安全です」と報告できる建物はまずありません。
したがってほとんどの方が、危険と判断された住宅に住み続けるか、耐震補強工事に向けた次のステップにいくかになります。
次のステップとは、補強工事を前提とした設計です。
ここから自己負担が生じます。
水田建設の場合、約10~15万円の負担で設計をしていただく形になります。
この設計は精密診断になるのですが、現況もしっかり確認し、どのように補強したら
安全性が高まるかを設計するものです。
補強計画が決まると、改修費用がどのくらい掛かるかもわかります。
ここでまた、選択肢があります。
工事を断念するか、補強工事を行うかです。
浜松市の場合は30~65万円まで補助のメニューがあり、既存の耐震強度が低く、高齢者のいるお宅は助成金額が高くなっていきます。
耐震補強工事の平均金額は200万円程が一般的なので、そのうちの15%〜33%を補助してもらえるのは大きいです。
正直なところ、40年近く前に建てられた住宅は弱いです。
地震で住宅が倒壊し、大変な思いをすることを考えると、改修を行う価値はあるのではと思っています。
この価値観は共有したいとは思いますが、押しつけたりはしません。
みなさんそれぞれにお考えはあり、それぞれの価値観をお持ちだと感じるからです。
もし現在の住宅に不安を感じていらっしゃるのであれば、お気軽にご相談下さい。
その際、しつこい営業や契約を迫ることはしませんのでご安心下さい。
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