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室内空気への影響を抑えやすい。ホウ酸処理という選択

新築住宅をご検討中の方は、「防蟻処理」という言葉を聞いたことがあると思います。
ただ、どのような処理をするのか、薬剤によって何が違うのかまで知る機会は、あまり多くありません。
当社では、新築時の防蟻処理に、ホウ酸を用いる「ボロンdeガード」を標準採用しています。今回から数回に分けて、その仕組みや特長、注意点をご紹介します。
第1回は、防蟻処理の基本と、ボロンdeガードの考え方についてです。

新築時に行う防蟻処理

新築では、上棟後、土台や柱などの構造材が見えている段階で防蟻処理を行います。
完成後には壁や床で隠れてしまう木部にも、必要な処理を行えるからです。シロアリ被害を防ぐためには、被害が出てから対応するのではなく、新築時から侵入しにくい状態をつくることが大切です。

処理する範囲

シロアリは地面に近い場所から建物へ侵入するため、防蟻処理は基礎まわりの木部を中心に行います。
ボロンdeガードでは、基礎天端から1mまでの木部を基本の施工範囲としています。また、玄関まわりや浴室など、シロアリが侵入しやすい部分は、必要に応じて施工範囲を広げます。
単に木部へ薬剤を塗るだけでなく、シロアリがどこから入る可能性があるのかを考え、侵入経路を抑えることも大切です。

一般的な防蟻処理との違い

一般的な防蟻処理では、合成殺虫剤を用いる方法が広く採用されています。認定された薬剤と施工方法による、有効なシロアリ対策です。
一方で、薬剤の持続性を踏まえ、一般的には5年程度を目安に点検や再処理を検討することが多くあります。
ボロンdeガードで使用するホウ酸は、揮発しにくく、分解されにくい無機物です。木部に適切に処理され、雨水や漏水の影響を受けない状態が保たれれば、防蟻・防腐の効果が長く続きやすいことが特長です。

ホウ酸処理で大切なこと

ホウ酸は水に溶ける性質があります。そのため、施工後に構造材を雨に濡らさないこと、完成後も雨漏りや漏水を早期に補修することが大切です。
これはホウ酸処理に限らず、木造住宅を長持ちさせるための基本でもあります。建物を乾いた状態に保つことが、シロアリや腐朽の予防につながります。

当社が採用している理由

当社がボロンdeガードを標準採用しているのは、主に3つの理由からです。
1つ目は、有効成分が揮発しにくく、施工後に室内空気へ放散しにくいことです。
2つ目は、適切な施工と雨水対策を行うことで、長期的に構造材を守りやすいことです。
3つ目は、ランニングコストが抑えられることです。
施工は、静岡県西部の専門業者「グランドワークス」に委託し、濃度管理や浸透処理、侵入経路への対応を含めて施工しています。

まとめ

ボロンdeガードは、ホウ酸を用いて木部をシロアリや腐朽から守る防腐防蟻処理です。
長く住み続ける家だからこそ、新築時にどのような防蟻処理を選ぶかは大切です。次回は、ホウ酸処理の「室内空気への影響が少ないこと」について、もう少し詳しくご紹介します。

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