こんにちは、水田建設です。
今回のテーマは
『木材の乾燥方法について』です。
切ったばかりの木は、
たくさんの水分を含んでいます。
そのままの状態では建材としては使えないので
木から水分を抜きます。
干し柿を思い出してみてください。
もともと拳くらいある大きさの柿を乾燥させ、
水分を抜いて作ります。
水分が抜けるとキュッと小さくなって、
半分くらいの大きさになります。
木も同じで、水分が抜けると細くなります。
「細くなると弱くなる?」
いいえ、全く逆で、
ギュッと繊維がつまって、むしろ強くなります。
逆に、きちんと水分を抜いていない木材を使うと
建ててからどんどん痩せてしまいます。
痩せると木と木の継ぎ目がゆるくなってしまい
建て付けが悪くなりますし、
耐震性も弱くなります。
乾燥の方法は、
人工乾燥と天然乾燥があります。
人工乾燥は、
乾燥機などを使用して木材の水分を落とし
仕上げたものをいいます。
人工乾燥材のメリットは、
目的の含水率(木材に含まれる水分率)まで
比較的容易に持っていけることです。
浜松市や静岡県の補助金をもらうには
含水率を20%以下にする必要があるので
多くの場合、人工乾燥材を使います。
以前、人工乾燥材の強度を調べる
試験に立ち会ったのですが、
最終強度は高くなる傾向がありました。
デメリットとしては
粘りがないこと、
内部割れを起こしやすいことなどが挙げられます。
天然乾燥は、乾燥機などに頼らず、
自然乾燥させた木材のことをいいます。
ただ例外もあり、
太い梁など大きな材料になると
含水率を下げることが困難になります。
そこで最終段階ですこし、
乾燥機の手を借りることがあります。
天然乾燥の木は、
木本来の香りや質感が楽しめます。
人工乾燥と比べ、優しい仕上がりです。
また、最終強度は上がらないものの、
粘りがあり、ある程度の変形に耐えてくれます。
