私たちは現在、より高い性能水準を前提に設計を行っています。
しかし、その前に必ずお伝えしていることがあります。
それが、「HEAT20 G1という水準」の意味です。
G1は、
「できれば目指したい」レベルではありません。
これからの住宅で、最低限押さえておきたい基礎ラインだと私たちは考えています。
G1が守ろうとしているものとは?
G1は単なるUa値の区分ではありません。
冬の非暖房室が概ね10℃を下回らないこと。
表面結露が起きにくいこと。
暖房負荷が大きく抑えられること。
つまり、
・極端な部屋間温度差を防ぐ
・カビや劣化の原因となる結露を抑える
・エネルギー浪費を減らす
この三つを、現実的なコストの範囲で両立させる水準です。
G1に達していない住宅では、
暖房していない部屋が大きく冷え込み、
壁や窓の表面温度が下がり、
結露や温度差の問題が残ります。
まずはこの状態を脱却すること。
それがG1の役割です。
性能は“段階”で考える
家づくりは、性能を積み上げる作業ではありません。
どこを最低ラインとするか。
そこが最も重要です。
G1は、住む人の健康と建物の耐久性を守るための基礎水準と言えます。
この水準を超えたうえで、
さらにどこまで居住性を高めるかという議論が始まります。
その先の話については、また改めて触れます。
私たちは、いきなり高い等級の話をするのではなく、まず「ここまでは必ず押さえるべき」というラインを明確にすることを大切にしています。
HEAT20 G1は、これからの住宅における必要基礎体力のようなもの。
その意味を、これから丁寧に解説していきます。

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