HEAT20のG1という言葉は、Ua値の区分として語られることが多いですが、
本質は数値そのものではありません。
G1が目指しているのは、
冬の非暖房室の温度を過度に下げないことです。
目安として示されているのが、暖房していない時間帯でも室温が概ね10℃を下回らない水準。
【なぜ10℃なのでしょうか】
それは「寒さ」だけの問題ではありません。
もう一つの重要な目的が、表面結露の防止です。
冬の住宅では、暖房しているリビングよりも、
寝室・廊下・北側の部屋・収納などの非暖房空間が冷え込みます。
壁や窓の表面温度が下がると、空気中の水蒸気が触れた瞬間に結露が発生します。
結露は単なる水滴ではありません。
・カビの発生
・ダニの増殖
・建材の劣化
・室内空気質の悪化
につながります。
つまりG1は、
極端な低温を防ぎ、
表面温度を一定以上に保つことで、
結露を起こしにくい環境をつくるという考え方なのです。
暖房で局所的に暖める家ではなく、
家全体が冷え込みにくい構造にする。
その結果として、
・ 夜間の室温が大きく落ちない
・ 部屋間の温度差が小さくなる
・ 表面結露が起きにくくなる
という状態が生まれます。
私たちは、Ua値を語る前に、
その家が冬にどういう温度環境になるのかを説明したいと考えています。
家は、住む人の身体を守る器であり、
同時に、建物そのものを守る器でもあります。
HEAT20 G1は、
その両方を守るための「居住性の指標」なのです。

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