HEAT20(ヒート20)とは、家の快適さを高めるための新しい基準のことです。
これは、家の断熱性能を良くすることで、快適でエネルギーをあまり使わない生活を送れるように考えられたものです。2008年に研究会が作られ、日本の家のエネルギー効率を上げることを目指しています。
今までの基準と違って、HEAT20は家の断熱性や気密性(外の空気を通しにくいこと)を重視しています。
断熱性能が高いと、冬は家の中が暖かく、夏は涼しくなるので、エアコンなどをあまり使わずに済みます。
その結果、電気代などの光熱費が安くなったり、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を減らすことにもつながります。
また、家の中の温度差が少ないと、急な温度変化による体調不良(ヒートショック)を防ぎ、健康的な家になります。
HEAT20では、断熱性能を3つのレベル(G1、G2、G3)に分けています。G1は今の基準より少し断熱性能が高く、G2は家の中の温度が安定しやすくなります。G3になると、ほとんど暖房がいらないくらいの断熱性能になります。つまり、数字が高くなるほど断熱性が高くなり、エネルギーを節約できて快適に過ごすことができるということです。
これからの家選びでは、断熱性能の高さが快適な生活に大きく関わってきます。HEAT20の基準を満たした家は、一年中快適で、健康的で、お金も節約できます。これからのスタンダードになるかもしれないHEAT20の家で、快適な生活を送ってみませんか?
