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建築基準法は構造計算していない?

建築基準法では、木造2階建、一般住宅くらいの大きさであれば、

壁量計算のみでOKになります。

 

では壁量計算ではなにをするのか?

まず、建物の大きさから、地震の揺れ、

台風などに抵抗する壁量(耐震壁)の総量を求めます。

耐力壁は、筋交いや構造用合板といったものがあります。

1-2-1.jpg

 

地震に対する場合は、

建物の仕様から重たい建物、軽い建物に分類します。

それぞれに必要な係数があり、

その係数×床面積から各階に必要な壁量を求めます。

次にその必要な壁をバランスよく配置していきます。

普段柱は、上から下へ、上にあるもの

(建物の自重や私たち自身の体重、それから家具など)

からの重さを受けています。

一枚の耐力壁が大きな力を負担するとき、

場合によっては上から下への重さを上回る、

下から上に掛かる力が生じる場合があります。

1-1-1.jpg

それを押さえるため、柱に付ける金物を適切に配置すれば、

基準法上は壁量計算を満足させたことになります。

それが壁量計算なのです。

 

では、柱と柱が離れていて、

梁と呼ばれる横に掛けて力を受ける材料は、

どのようにして部材の大きさを出しているのでしょうか?

それはスパン表と呼ばれる、

梁の長さに応じた寸法を求める表を用いたり、

カンだったりします。

 

又、柱の断面積は一般的には3寸5分角と呼ばれる、

10.5㎝角の大きさがよく用いられますが、

それが持つ、持たないの計算は求めていません。

基準法ではそれらのポイントが抜けてしまっているのです。

 

重要なのは、力の流れを見極め、

それぞれの部材に掛かる力に耐えうる材料を

配置してあげることなのですが、それらを省略し、

必要最低限のことを建築基準法で求めてるのです。

 

元々、建築基準法は最低限の基準を

定めているに過ぎないのです。

(建築基準法第一条・目的)


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